自分の住所は本当に正しい?

10年・20年以上前から同じ土地に住み続けている人でも「自分の住所を知らない」ということがあり得るのはご存知でしょうか。
個人のお客様に「住所は○○町○番○号です」と直接聞いたとおりに、申請書を記入したところ、この住所では申請ができないと言われたことがありました。
しかし申請窓口の担当者が親切な方で、「この住所は現在△△町△番△号に変更されている」と教えていただけました。
市のホームページで確認したところ、令和元年に変更されています。
これは、地方自治法の改正により、町または字の区域・名称の変更に関する事務は市町が行うことになったことによるものです。
該当地域にお住まいの方にはその旨の通知が来ているはずなのですが、何らかの事情で知らずにいる方もいるようです。
その間違った住所で申請書を提出してしまった当時の私には、寝耳に水状態です。
しかし行政書士として恥ずかしい事なのだと反省したことを今でも覚えています。
市は職権で住民票の住所を書き換えることができるのですが、運転免許証などの住所は自分で変更手続きをしなければならず、そんな用がない方たちにとっては、長年認識している住所を書類等に書いてしまうこともあり得ます。
そんな経験もあり、法改正には敏感になれたことは良かったと前向きにとらえています。何事も経験ですね。
また、県外にお住いの個人や法人にとっては、知らなくて当たり前のことも多いと思います。
やはり地域に密着している私ども士業の役割は大きいのだと思います。
みなさんも自分の住む役所のホームページを、たまには覗いてみるのもいいかもしれませんね。
案外有益な情報を知る事ができるのではないでしょうか。
投稿者プロフィール

- 1965年生まれ:敦賀生まれの敦賀育ちで山羊座A型:特技・どこでも眠れること:性格・慎重かつ大胆:苦手・人混み:好きな番組・NHKの72H:好きな時間・一人の時間と飲み会
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